AOS自動車フォレンジック

自動車フォレンジックとは、車両やカーナビゲーションシステムからデータを取得し、フォレンジック調査員や捜査官が迅速かつ直感的に証拠データを分析できるように支援するサービスです。直近の目的地、お気に入りの場所、通話履歴、連絡先リスト、SMSメッセージ、メール、写真、ビデオ、車両の位置情報などの膨大なデータを取得します。

特徴

・論理的、物理的なデータ取得

・削除されたデータの復元

・データの検索と絞り込み

・CSV/XSLX/KML形式にてデータを
エクスポート

・位置情報をマップ上にマッピング

・レポート提出

調査対象機器、メディア

・カーナビ

・ドライブレコーダ

・上記接続機器(SDカード、オーディオ・動画プレイヤー、USB機器等)

調査事例1

・Panasonic Strada CN-HDS700D(HDD、 2DIN一体型)

走行軌跡の復元。内蔵HDDのデータを分析し走行軌跡データを抽出したところ、システム上には画面に表示される以上のデータが記録として残っており、詳細な位置情報データを抽出することが出来た。

調査事例2

・ドライブレコーダ PIONEER(SDカード)

事故発生動画の復元。動画ファイルが破損、ファイルサイズが0になっており、再生不可の状態であったが、未使用領域に動画フレームデータが残っていたため、復元し、事故発生動画を再生することが出来た。

自動車フォレンジックの流れ

1. ご相談

ご相談に際して下記内容について確認させて頂きます。これらの情報を基にお見積りや調査スケジュール、注意事項についてご説明いたします。

  • 調査機器の確認(カーナビ/ドライブレコーダ/SDカード)、機器・メディア種別、メーカー、モデル等
  • 調査機器の状態(画面が割れている、起動しない、データを削除した等)
  • 調査項目(走行軌跡、検索履歴、動画、音声等)
2. ご送付

お見積り内容にご同意頂きましたら、お客様にて調査機器をお取り外しの上、弊社までお送りください。お客様自身での取り外しが困難な場合には、カーディーラーやカー用品店に取り外しをご依頼ください。

3. 保全

調査機器が弊社に到着いたしましたら、調査機器より記憶媒体(HDD等)を取出します。この際、調査機器を解体する場合があります。記憶媒体中のデータの証拠性を損なわないように、記憶媒体に記録されているデータを保全(全体または必要箇所を収集)します。この際、記録媒体にセキュリティ(パスワードロック)がかかっている場合には弊社にて解除させて頂きます。

4. 調査

保全したデータを基に調査項目の解析を行います。AOSの自動車フォレンジックサービスはカーナビ/ドライブレコーダ等から削除されたデータも含めて解析を行います。

5. 調査報告

調査結果をまとめたものを調査報告書としてお客様に提出します。走行軌跡などの位置情報データは緯度経度の一覧と合わせて、Google Earthで表示できるKMLファイルを提出いたします。

記憶媒体の種類と保全方法

現在、車両に搭載されているカーナビやドライブレコーダーには様々な種類が存在します。特にカーナビの場合、搭載されている記憶媒体の種類も多様であり、機種に応じた方法で保全を行う必要があります。記憶媒体にNANDフラッシュメモリが使用されている場合には、NANDフラッシュメモリのチップを基盤から取り外して(チップオフ)調査を行います。

ナビの種類 ストレージ 容量 保全方法
DVD/CDナビ NANDフラッシュ 数MB~数百MB チップオフ
HDDナビ HDD 数十GB~数百GB 解体後ディスク取出し
SSDナビ SSD 数十GB~数百GB 解体後ディスク取出し
NANDフラッシュ 数GB~数十GB チップオフ
SDナビ SDカード 数GB~数十GB SDカード取出し
ドライブレコーダ SDカード 数GB~数十GB SDカード取出し

※メーカーによりHDDがパスワードでロックされている場合にはパスワードを解除して保全を行います。

データの特定・解析

メーカー、モデルによってデータの記録方法は様々です。自動車フォレンジックではデータの記録場所、記録形式を解析、特定し目的の情報を抽出します。

カーナビ内に記録されている位置情報データは独自の形式で記録されており、そのままでは読み取ることが困難。

位置情報の解析結果

抽出データのレポート

抽出データをExcelに出力

走行軌跡などの抽出情報は非常に膨大な量となります。絞り込みや検索ができるようExcelに一覧で出力します。特に位置情報は数値で起票され直観的に分かり難いため、国土地理院の全国位置情報を参考情報として付記します。

位置情報を地図上にマッピングし、直観的な調査を可能に

走行軌跡などの位置情報データは緯度経度の一覧と合わせて、時刻と対応する位置情報をマップ上に展開し、走行軌跡を線で表示することも可能です。これにより、より直観的に情報を把握することが可能となります。

ドライブレコーダーからの画像解析は、こちら