セキュリティの話になると、「不審なメールは開かない」「怪しいサイトには近づかない」という注意勧告で締めくくられる場合が多いのですが、昔のように変な日本語で送られてくるメールとは異なり、先日の楽天カード詐欺メールのように最近ではかなり自然な文章で、一見本物と見間違えるような送信元から「不審なメール」が送られてくるようになりました。
また、実際のサイトにそっくりの偽サイト(フィッシングサイト)においても、かなり巧妙なつくりとなっておりPCサイトはもちろん、スマートフォン向けに不正アプリをダウンロードさせるよう仕向けるなど、時代の変化とともに仕掛けも進化しています。
これではITの深い知識をもたないユーザーが即座に「不審」「怪しい」と判断することが難しいかもしれません。
これに対し、一般的にはシステムを常に最新の状態に保つことが基本中の基本とされますが、それで全てが安心というわけではなく、個人個人の意識の改革や、必要な知識の習得が重要となるでしょう。
まずはメールに記載してあるURLは直接クリックせず、面倒でもURLの文字をブラウザのアドレスバーにコピー&ペーストして開いたり、検索エンジンからメールに記載のある該当ページを検索して開くといった習慣をつけるのもよいかもしれません。
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「不審なメール」は、もはや不審には見えない – BCN+R