IBMセキュリティーが、情報漏えいに関する財務影響についての調査結果を発表しました。
情報漏えいが発生した場合のコスト(目に見えないビジネス機会の喪失や企業評価への悪影響、および従業員が復旧に費やす時間も含む)をグローバル調査したところ、10万件未満の情報漏えいについては、全世界の平均コストは386万ドルという結果が出ました。
386万ドル=日本円にして約4億3,520万7,612円(2018.07.19現在)と、相当な額になってしまいます。

さらに、今回大規模な漏えいのコスト計算も行われ、100万件から5000万件の場合、4000万ドルから3億5000万ドルという見積もりが算出されました。ちなみに、こちらも日本円に換算すると、4000万ドルは約45億805万8154円(2018.07.19現在)で、3億5000万ドルになると約394億4550万8847円(2018.07.19現在)となります。

また、内訳では「ビジネス機会の損失」というものが約3分の1と分析されており、目に見えないコストへの影響が非常に大きいことが分かります。
CSIRT等のインシデント対応チームの配備により、上記コストも大幅に削減できるとしており、リスクに対する投資をより前向きに取り組むことが重要になるでしょう。

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IBMセキュリティー、企業の純利益における情報漏洩の完全な財務的影響に関するグローバル調査の結果を発表 – SecurityInsight | セキュリティインサイト