メルセデスベンツ Sクラス と EQS、自動運転「レベル3」が可能に…ドイツ本国[詳細写真] 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

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自動運転と駐車(2022年最新版)


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。

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Impressions:5月16日 新年度がスタートし、2年ぶりに移動制限のないゴールデンウィークを過ごした。各地ではMaaS導入への取り組みが進む。岡山市は今、市役所新庁舎の2026年度完成に向け、市内で様々なイノベーションが進む。岡山電気軌道(東山線、清輝橋線)、岡電バス(市内バス、岡山空港リムジン)、わかやま電鉄貴志川線などを営み、アニメ「チャギトン」に登場する「ウィルソン」と「ブルースター」電車を実際の路面電車に再現して走らせる同社は、「岡山デンロケ」(岡山電気軌道電車ロケーションシステム)に新しいアプリ「MONO navi」を登場させた。便利な街情報や、路面電車の運行情報、市内で行われるイベント情報、市内の主な公共施設情報などが集約、四か国語(日本語、中国語、韓国語、英語)に対応させた。同社は昨年3月、それまで100m手前にあった岡山駅前電停(路面電車)から軌道の延伸を決定(2023年度開業予定)、JR岡山駅前に停留所を新設(岡山駅前電停も存続)、JR岡山駅と直結させることを決め、駅間にあった交差点横断をなくすことで乗客の安全性を高め、かつ駅前に乗場を有するバスやタクシーと比べ、分かりにくかった乗場を駅に直結させることで利用者の利便性向上も図る。また、岡電バスと両備バスの二社は、国交省に「市内乗合バスの重複路線の共同経営」を申請し、独占禁止法から除外された。熊本市に次いで2例目となる。(国交省は、2021年3月25日に岡山電気軌道・両備ホールディングスにより申請された「岡山駅・大東間共同経営計画」に基づく共同経営について、独占禁止法特例法に基づく認可を行っている)。乗合いバス事業者2社が共同して重複路線における運行回数や運行時刻の設定等を行うことで、岡山市中心部を走る(バス)路線の効率化や利便性の向上により、運送サービスの持続的な維持が図られている。同市では議会に対し、導入コスト面や路線設定の自由度から、BRT導入による地域公共交通の維持を推奨する陳情も提出されている。移動の利便性向上に費やすコストを市民の代表である市議会がどのように解釈するのかも注目されるところだ。金沢市では、令和3年8月に同市の広域的な移動を担う交通事業者(JR西日本、北陸鉄道、いしかわ鉄道、西日本JRバス)と「金沢MaaS推進協定」が締結され、金沢MaaSコンソーシアムが設立されている。コンソーシアムは「多様な移動手段による移動」と、移動目的となる買い物など「多」分野のサービスの環境整備、市民等が便利・自由・快適に移動できるまちづくりを官民連携で進めている。同市では、同コンソーシアムのプロジェクトの一環として、この4月に従来紙券で販売されていたバスの金沢市内1日フリー乗車券等のアプリ(販売)化による利便性向上を図るため、デジタル交通サービス「のりまっし金沢」の本格運営に乗り出した。ちなみに「~しまっし」は、金沢弁で「~しよう、~しなさい」を表す言葉で、「のりまっし金沢」は、気軽に公共交通に乗ってお出かけいただきたいという思いを込めて命名されたとのこと。デジタル交通サービス「のりまっし金沢」の主なサービス内容は、①バスの金沢市内1日フリー乗車券や鉄道の土日祝限定1日フリーエコきっぷ等を購入し、スマートフォンを提示することでチケットレス乗車が可能になる(購入はクレジットカード決済)、②いつでも・どこでもキャッシュレスで購入可能、③人数分の乗車券を一括購入し、利用が可能となることだ。金沢市では、現在新しい交通システム導入について委員会を設置して検討を進めている。金沢MaaSの特徴の一つには「買い物客の公共交通利用の促進」がある。同市がまちなかで買い物客に配布する「お帰り乗車券」は公共交通の利用促進やまちなかの回遊性の向上に一定の効果が見られることから、財源の確保に配慮しつつ、取り組みを継続する方針が打ち出されている(*「公共交通の持続可能性確保に関する有識者意見 中間とりまとめ」https://www4.city.kanazawa.lg.jp/material/files/group/8/tyukantorimatome.pdf より)。利用者アンケートでは、バスや電車で街中に来た理由として「乗車券がもらえる」との回答が理由の中で最も多いことが分かっている。その他の理由として、駐車場料金を気にしなくていい(100)、年末年始は渋滞するから(144)、エコだから(33)、車と比べて散策できる(44)、去年も利用したから(66)、たまたまバスを利用した(19)、いつもバスを利用している(152)、その他(22)などが挙がる(*カッコ内の数値はN=814に対し)。新し生活様式に対応した移動需要の獲得では、コロナ禍による通勤時間の減少・余暇の増加、場所を問わない働き方の登場など新しい生活様式に伴い生じる移動需要に公共共通が対応できるような取組を検討するなどの考え方も織り込まれている。新たな移動需要(を創出する場所)とは、レストランとワーケーション、自宅とワーケーション、自宅とコワーキングスペース・シェアオフィス、コワーキングスペース・シェアオフィスとカフェの移動など。これらのスポットとの連携が模索される。また、「カーフリーデー」や「トランジットモール」などの取組の継続、各種街中イベントでの公共交通利用促進など、「まちなかの活性化施策」との連携を図ることも検討されている。熊本市では、5月13日から「グリーンスローモビリティ社会実験」が始まった。時速20キロ未満で公道を走るゴルフカートの定員は4人から7人で、雨天でもビニールカバーを装着して走行させるため、ぬれずに移動できる。「グリスロ」は熊本市中央区の花畑広場~熊本城内の加藤神社までの区間を走行させる。熊本市には交通政策部の配下に「移動円滑推進課」が存在する。同課では、これまで①「みかんタクシー(天水・河内地域事前予約制乗合タクシー)」(*定められた運行ルート以外の場所への運行は行わない代わりに、複数の集落(https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=1895&class_set_id=3&class_id=665)をカバーし、路線バスとの乗換地点までのラストワンマイルを担う、地域に特化した運行形態を持つタクシー。本タクシーには「運行ダイヤ」が組まれており、地元の路線バスに乗り換えられるよう、路線バスが集落群の玄関口となるバス停の路線バス通過時刻に合わせてダイヤが設定されている)や、②「熊本版MaaSミライセミナー~熊本市のミライの移動を考える」、③「熊本市公共交通空白地域及び不便地域における乗合タクシー」(ほたる号、宝の湯号、やまびこ号、弓削乗合タクシー、サンサン号、2.7ふれあいタクシー、池辺寺号、大将陣タクシー、オレンジタクシー、芳野さくら乗合タクシー、沖新のり愛タクシー、みかんタクシー、釈迦堂号、ながなす号、西南号、さくら号、みどり号、杉上号、畠口乗合タクシー、てんめい乗合タクシー、中緑乗合タクシー)を市内で運行させている。乗合タクシーは電話予約し、最寄りの停留所から「目的の停留所」まで移動するルールだが、この「目的の停留所」はバス停や鉄道駅に接続している。降車後は、バスなどに乗り換えてさらに移動したり、近くの病院やスーパーなどに行くことが出来る仕組みだ。市内の各乗降場には「乗合タクシー」と書かれた氷柱やパネルが設置されており、市がホームページ上で配布する運行チラシのルート図(地図)には、乗降場が写真入りで掲載されている。同課はこれまで地域のニーズに合わせ、交通資源の利用を考え尽したAI顔負けの柔軟性のある政策を実施してきたが、2021年10月、ついにAIデマンドタクシーの実証実験に至っている。本タクシーは既存の公共交通を補完するドアツードアの移動手段を導入し、熊本市の公共交通の活性化を図るとともに、AIデマンドタクシー(相乗りタクシー)を市民の方々に体感してもらい、導入可能性について検討することを目的としているとしている。但しこの実証実験は、市の健軍電停や商店街、観光地である江津湖があり、中心市街から一定の距離があり、商業・医療。行政等の施設が集積する健軍地区で行われる。本実証実験の利用者像は、同地への通勤・通学者、通院や買物客、タクシーを利用したいが料金が高いと感じている人とされているので、中山間部への適用とは前提が異なっているようだ同市の同じ交通政策部の交通企画課では、平成30年10月から「バス待ち処」と称し、バスの待合環境改善のため、商業施設との連係を始めている。「バス待ち処」は主に同市の都心部・郊外部となるバス停に隣接したスーパーやコンビニなどに協力を仰ぎ、イートインスペースなどを活用した待合所やトイレの提供、時刻表の掲示や配布を行う場所を言う。現在の協力店はスーパー5店舗、コンビニ53店舗となる。まちの商業施設も交通計画に体系化され、交通利用者を維持するために協力している姿が認められる。MaaSの導入を進めるには各地域ごとに「まちの事情」が存在することは確かだ。だからこそ、交通事業者はもとより、自治体、地元経済界、市民が旧来の作法にの上に、新しく柔軟な「知」を受容し、まちが抱える課題を解決していく「まち全体の取組み」が大切になる。その先に皆で享受できる移動の利便性やまちの繫栄が待っているのではないか。

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