モビリティの変革は不動産にも影響が!? 「MaaS×三井不動産」の実証実験の中身を聞いた 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

一般道の自動運転へ、ダイナミックマップ基盤が2024年度に国道や主要地方道をカバー


実証実験、現場のホンネ…自動運転の最終目的とは


トヨタ、高速道路で手放し運転可能な「LS」と「ミライ」発売


自動宅配ロボットの配送ルート最適化 オプティマインドが実証実験参画


モビリティの変革は不動産にも影響が!? 「MaaS×三井不動産」の実証実験の中身を聞いた


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。


関連記事

    Impressions:4月9日 MaaSは街を変えるか?大手不動産会社の三井不動産は、公共交通事業部門を持たない総合不動産会社だが、MaaSによる不動産のイノベーションに取り組む。そもそも同社はMaaS以前に「テクノロジーを活用した不動産業そのものをイノベーション」を掲げる。新型コロナウィルス感染症の拡大(国内では2020年初め~)を機に、人々の生活の有り様は大きく変わった。感染拡大防止の観点であった非接触やソーシャルディスタンスは、技術的革新の波と相まって、いつしか人々の生活をDX(デジタル・トランスフォーメーション)という大きな波に呑み込んできた。人々の暮らしや働き方の変化は、不動産商品であるオフィス、住宅や商業といった境目をなくした。働く場所はオフィスから、街のカフェやシェアオフィス、自宅へと広がりを見せたのも、その一例だろう。同社は従来の箱モノというセグメントから視点を移し、人々の暮らし方(行動)をベースとした顧客ニーズや成長戦略を考える。一見、畑違いともいえるMaaSの可能性を三井不動産がフロントランナーとなり開拓するのは、そのように人々の行動変容の捉え方について、同社が独自の視点を持つところが大きいのではないだろうか。三井不動産は、これまで評価を受けづらかった地域の特徴として、アクセスのし辛さがあるのではないかと考えたようだ。バスや自転車など複数の交通手段がないと辿り着けない場所や、鉄道が通っておらず、高い運賃を必要とするタクシーや行く先や料金が分かりづらく、長い待ち時間を要する路線バスなどが、それである。MaaSはこれらの問題を掌の上で可視化し、移動者の希望に近い移動手段を選択可能で見やすい情報にして提供してくれる。MaaSにより、目的地までの経路検索や、宿泊先などの予約、料金の決済が容易になった結果、人々の行動はどのように変容して行くのか?人々は、住環境や好みにあった交通手段(カーシェア・バス・タクシー・シェアサイクルなどのモビリティ)とルートを選び、好みの移動スタイルで行動・活動範囲を拡大し始めた。三井は不動産ユーザー起点で移動の先に置くべき提供価値(地域個別サービス提供・ライフスタイルの創出・個人にとって最適な移動の実現)を「魅力的な」ものに昇華、あわせて多様な移動手段を提供し「顧客」の満足度を高めて行く。「寛げる場所」や自由で選択可能な「移動」、「魅力的な移動目的」が備わる街づくり、さすがは街をつくる会社、見事に住まう人の心のツボを押さえている。MaaSの導入事業に悩める自治体へのヒントにはならないか。