なんば駅前を“歩行者天国”にする社会実験開始荷物運搬への影響や歩行者空間を検証 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

なんば駅前を“歩行者天国”にする社会実験開始 荷物運搬への影響や歩行者空間を検証


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EV、カーボンニュートラル、スマートシティ、水素など、いま気になるMaaS、CASE、自動運転周辺のトピックを特集していきます。

自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。

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Impressions:11月24日 大阪・ミナミのなんば駅周辺で11/23(火・祝)~12/2(木)まで「道路空間再編(歩行者空間拡大)の社会実験」が行われる。大阪市建設局は南海電鉄のなんば駅と高島屋大阪店の周辺道路において交通荷捌きの運用や安全性、歩行者空間の利活用の検証を行う(https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000548/548232/nannbachirashi.pdf)。実験期間中、周辺道路は主に①乗用車24時間通行止め、貨物車両は時間により通行止めの区画や、②交通荷捌きやバス・タクシー乗場などの検証を行う区画に分けられ、歩行者天国、タクシープールの移設などが行われる。交通規制と・荷捌きについては、該当エリアを駅前広場と③なんさん通り(北)、④なんさん通り(南)に区分、駅前広場は24時間歩行者天国となり、③は午前1~9時のみ貨物車両が通行可能となり、以降は歩行者天国となる(一部許可車両のみ通行可能)。④は24時間貨物車両通行可能、24時間歩車分離だ。大阪市は、なんば広場を大阪のおもてなし玄関口と位置付け、世界をひきつける観光拠点づくりを目指し、大阪万博も見据え、駅前広場を中心とする該当エリアを人中心の空間に再編し「世界的繁華街ミナミ」の新たなシンボル空間を生み出したいと意気込む。この事業は2017年3月に官民合同でとりまとめた「なんば駅周辺道路空間の再編に係る基本計画」に基づき、南海電鉄自身も、町会・商店会・企業27団体で構成する「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」に参画している。協議会は大阪ミナミの中心に位置するなんば駅前は多くの国内外の来街者の往来があるが、いままでは駅前空間の大半を車両が占め、東側のなんさん通りも歩道が狭く放置自転車が多いなどの課題があったとしており、環境を改善すべく結成され、まちづくり構想を策定した経緯がある。大都市のターミナル駅前での社会実験だけに関わる団体も多く、調整や実際のルール策定は一筋縄ではいかない。相当の労力が必要と思われるが、各団体が実験に協力的なのは、4年後に控える大阪万博にかける期待もあるからだろう。この社会実験には、2011年の協議会設立から民間サイドのコンサルタントとして有限会社ハートビートプランが携わっている。同社は「都市大阪創生研究会リバーカフェ」プロジェクトで「2003年関西まちづくり賞」を受賞したのを皮切りに、北浜テラス、高井田・住工共生のまちづくり、水都大阪プロジェクト、豊田市・豊田市駅西口ペデストリアンデッキ広場、岡崎乙川かわまちづくり、豊田市・新とよパーク、長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト、北条まちづくりプロジェクトなどで、様々な団体から受賞を重ねる「都市デザイン事務所」だ。「つくる側」となる行政や開発者が描いたビジョンやマスタープランによる事業実施から脱却し、事業実施後に実際に街を運営する「つかう側」のビジョンや社会実験の検証を奨め、官民のビジョンの共有や市民のニーズとの合致、事業継続に繋ぐ手法(同社のHPでは「プランニングの民主化」としている)が、すべての関係者から前述のような協力や評価を導き出すのかも知れない。「世界的繁華街ミナミ」の変貌を楽しみに待ちたい。