滋賀県の消費生活センターが危険なネットショッピングを疑似体験するという目的で「ネットの罠体験ショップ」というサイトを公開しています。
http://shishohi.main.jp/

消費者センスを磨くことで、悪徳なネットショップからの被害を防ごうというもので、筆者も早速試してみました。
ネット通販サイトを模したデザインで、よくありそうなキャッチコピーの商品が並んでおり、実際にカートに入れると、その商品に対して何が問題だったのかが分かる仕組みとなっています。

問題点のほとんどは「景品表示法」「医薬品医療機器等法」「虚偽誇大表示(健康増進法)」など「表記」にまつわるもので、サイバーセキュリティ視点というよりは悪徳商法に騙されないためのものとなっています。(消費者センターなので当然ですが。)

ネット通販で騙されるパターンとしては、上記のような悪徳商法の他に、個人情報やクレジットカード情報が盗まれるフィッシング詐欺的なものや、実際の通販サイトに似せたデザインや、ブランド商品専門を装い、購入しても商品が届かない(または違うものが届く)といった詐欺サイトなど様々なパターンがあり、次はサイバーセキュリティ視点での体験ショップというのも期待したいです。

最後に、「ネットの罠体験ショップ」は、非常に制作された方の努力が滲み出ているのサイトなので、ぜひ一人でも多くの方に体験していただきたいと部外者ながらに願っております。

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ネットショッピングのセンスを磨く「消費者力養成サイト」が話題 | AbemaTIMES