「未来の車」に成長かけるNTT ライバルはグーグルやアップル 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

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「未来の車」に成長かけるNTT ライバルはグーグルやアップル


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。

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Impressions:4月5日 昨年9月末にNTTデータ、オリックス自動車、JTBコミュニケーションデザインの3社は「レンタカー旅行向けコンシェルジュサービス、実証実験で有用性を確認」を発表している。昨年発表されたレンタカー向けコンシェルジュサービスとは、車の室内に複数設置する専用タブレット端末上で、マスコットキャラクターが案内人を務め、様々な観光スポットやルートを提案するサービスで、観光地等に向かう車中で同乗者がそれぞれのタブレットに表示される情報を見ながら、目的地を選ぶ楽しみを提供するものだ。端末上におススメ(レコメンド)される観光スポットは、レンタカーの位置情報と利用者の属性を組み合わせて、利用者の嗜好に合わせた観光スポットとなる。これらの情報は、同乗者がタブレット上で作成できる「プラン」と連携し、目的地までのナビゲーション(経路案内)にも活かされるという。NTTデータは、今後モビリティ事業者(オリックスなどのレンタカー事業者やカーシェアリング事業者をはじめ、或いは観光タクシー、訪問者でも利用可能なオンデマンド交通などとも?)、機能追加やビジネスモデルの検討を行い、2022年度中に観光地での提供を開始するとしていた。2021年2月には、本サービスの実用化に向け(*新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から)3社の社員などが集い、利用者のニーズを満たす機能性や体験、事業者としてのサービスの実現可能性などを検証するための実証実験を行っている。実験では、車内の助手席、後部座席に専用のタブレット端末を設置、同じ情報を表示させ、どの端末でも画面操作を可能とする仕様としている。この際マスコットキャラクターが登場し、初めてサービスを利用する利用者にサービス機能の説明をしたり、各種案内を提供することで、お年寄りや子供たちにも、分かりやすいユーザーインターフェイスの実現を目指すとともに、利用者が不案内な旅先でも、登録された個人の年代や、性別や居住地などの属性情報を組み合わせ、利用者の嗜好にあわせた周辺のおすすめスポットを案内(レコメンド機能)することで、個人にとって「新たな発見」や「選ぶ楽しさ」の提供を試みた。また、目的地の飲食店や商業施設の営業時間、おすすめ商品などの情報も提示するガイドブック機能や、気になった場所や行きたい場所を保存しつつ(行きたい場所リスト保存機能)、目的地の変更や目的地までのルートを自由に入れ替えるルート作成機能など、今後さらなるデータベースの拡張が期待されるものの、利用者の使い勝手も想定された機能も備えられている。旅行者の行動傾向や、観光地の人流情報などのノウハウの提供と事業プロデュース、自動車(移動)空間における観光コンテンツなど、コミュニケーション手法は、この道の老舗となるJTBコミュニケーションデザインが提供するとしているので、各観光地や観光スポットの情報の質や量についても期待していいだろう。利用者が目的地を登録すると、目的地までのルートが車内タブレット端末とドライバーのスマートフォンに自動連携し、ナビゲーションが開始される。これらの実証実験により、サービスの利用意向や、課金意向、実用化に向けた機能等の改善点などが抽出された結果も明らかになっている。利用者の利用意向について「レンタカーのオプションとして本サービスがあった場合」については、59%が利用したい、35%がやや利用したいと回答している。また、レンタカーを借りる際に他の条件が同じと仮定した場合「本サービスがあるレンタカー業者を選ぶ」と回答した割合は94%と、非常に肯定的な結果だった。また、気になる課金の意向については、レンタカーのオプション料金として本サービスを利用すると仮定した場合、参加者の94%が、300円~1,500円の範囲であれば利用したいとの結果を得ている。機能等の改善点としては、参加者には車内で新しい移動体験やサービスとして受け入れられ、例えば車内のタブレットから周辺の観光情報などが、自動的に提供されることで、受動的に情報を受け取ることが出来、同乗者間で同じ内容や体験を共有できる点が評価された一方、レコメンド機能やコンテンツの充実、デザインにより一層の工夫が求められた。また行先の混雑状況や見どころスポットや、名産品などを知りたい、行先の予約やクーポンなども提供してくれると嬉しいなどの声も上がったようだ。同時期に全国20~40歳代から年1回以上の頻度で旅行へ行く方(約1,250名)を対象にサービスの利用意向や、その理由などのアンケートと、一部の方にはインタビューなども行われている。この結果からも、総じてサービスコンセプトの受容性が高く、約7割の回答者は本サービス利用のためにレンタカーのオプション料金を支払っても良いという結果を得ている。特にレコメンド機能やナビゲーション自動連携機能などへのニーズは大きく、さまざまな周辺サービスと連携を求める声も多かったという。さらにアンケートの対象者のうち10名に対して、実際の自動車に本サービスを取り付けて、実際の体験して貰ったところ、10名全員がアンケート時点では利用意向のなかった人も含めて、レンタカーで本サービスがあった場合には利用したいとの回答を得た。これらの結果から、実際にサービスを体験してもらうと利用意向が高まるという傾向を確認することが出来たとしている。デスクワークに励みつつ「今年のゴールデンウィークこそは・・・」との考えが頭をよぎる今日この頃。レンタカーを利用して普段行くことが出来ない遠隔地への旅行もいいだろう。JTBが2022年3月18日~25日までに実施した旅行動向アンケートによると、新型コロナの世界的流行から、はや3年目を迎える今年、ワクチン接種に加え治療薬の開発など対応策の進化もみられるが、今年のトレンドとしては、近隣を中心としたエリアツーリズムから(国内における)遠方への旅行が増加し、日数や費用も増との傾向。感染防止を意識しつつ、旅行の同行者は身内中心から、友人や知人などに拡大の傾向があると聞く。遠方への旅行(希望)が増加した結果、利用する予定の交通機関は、乗用車・レンタカーがトップで62.0%、次いで鉄道全体38.8%、航空機は20.5%、宿泊先はホテルが43.8%、実家や家族の家(22.3%)、旅館(21.5%)など。これまで感染対策として増加傾向にあったキャンプ場・グランピング・キャンピングカー・車中泊などアウトドアに関する宿泊(4.5%)、民泊・貸別荘(1.1%)などは、いずれも減少に転じている模様だ。ゴールデンウィークにおける、利用交通機関のトップに含まれるレンタカー業界には「レンタカー旅行向けコンシェルジュサービス」の絶好のアピールの場が間近に到来していると言える。3社からのサービス開始の便りが待ち遠しい限りだ。

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