2028年に869.1億米ドルに達する世界の自動車データ収益化市場規模 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

日産連合、購入後のソフト更新で自動運転車に 25年から


2028年に869.1億米ドルに達する世界の自動車データ収益化市場規模


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。

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Impressions:3月8日 3/3に株式会社HYAKUSHOは、長野県飯島町にてスマートモビリティシステムの企画・開発・製造・販売を手掛けるZenmov株式会社と共同実証実験として「二次交通用のEVカーシェアリング実証実験」を始めた。同町は長野県の南部、伊那谷のほぼ中央に位置する。東に南アルプス、西に中央アルプスを望む位置にある。町内の交通は、中央自動車道、JR飯田線、国道153号線となり、東京や名古屋からの交通の便も良い。町の面積の55.66%は森林・他、山林が13.57%、田が9.38%、宅地は僅か3.43%というから、自然豊かな町と表現できる筈だ。西には南駒ケ岳、空木岳(うつきだけ)、越百山(こすもやま)が目前に迫り、東には仙丈岳から赤石岳まで3000m級の峰が連なる南アルプスがある。長野地方気象台飯島観測所のデータによれば、海抜728mにある典型的な内陸型気候の飯島町の平成30年度の最高気温は34.5度、最低気温-11.5度だった。江戸時代に幕府の陣屋が設置(延宝5年/1677年)され、伊那郡を中心とする幕府直轄両を支配する拠点としての役割を担った。明治維新以後に伊那県庁(~明治4年11月まで)が置かれる。町政の施行は昭和29年1月。その後、七久保村と合併、現在の飯島町となる。令和4年3月1日時点の人口は、9,194人(うち外国人が283人)。同町の「伊南観光地域づくり基本戦略」(2019 Ver1.0)によれば、今回の実証実験も基本戦略に含まれる。戦略のもととなる基本構想に「ピュアライフ~二つのアルプスに護られた自然が寄り添う暮らし~」とのブランドコンセプトを置き、地域ブランドの確立を目指す。戦略のモデルユーザーは「故郷がなくどこか里帰りにあこがれる都会のファミリー」だ。同町のコンセプトに共感してもらえるモデルユーザーを設定し、ユーザー視点による価値を追求し、ブランドイメージの形成を図るとしている。将来的には「帰りたい故郷であり続ける~「ただいま」と「おかえり」の声が溢れる場所に~」を掲げ、地域人口の安定、労働人口の確保、交流人口の増加を図り、地域の文化・経済を持続させ、次世代に受け継ぐことを周辺の3市町村と共通の目標に据える。これらの目標を実現するため「100年先も選ばれる故郷であるために、地域を「紡ぐ」「伝える」「磨く」」をミッションに据える。「紡ぐ」は伊南地域の日常や暮らしの豊かさに価値を掘り起こし、つなぎ合わせることで地域ならではの魅力的なコンテンツや体験を創出することを意味する。また「伝える」は住民自身が地域を知り、地域の情報を集め、発信することを意味する。地域情報が集約出来る仕組みを作り、効果的な発信、戦略的なプロモーションを通じて、モデルユーザーに働きかけを試みる。最後の「磨く」は伊南地域全体を面としてブランド価値を磨き上げ、無垢な故郷「ピュアライフ」を地域のブランドイメージとして確立、ユーザーとの信頼関係を構築することを指す。伊南地域の地域づくりを推進するのが「みなこい観光地域づくり推進機構」だ。同地域を一つの会社になぞらえ、各組織の合意の形成・意思決定、観光地域づくり戦略のための検討・計画策定や組織の役割分担などを行うプラットフォームとなる。会社組織の総務部に当たるのが市町村(行政)だが、その役割に「地域二次交通整備」が置かれている(参考:https://www.town.iijima.lg.jp/material/files/group/1/kihonsenryaku20191210001.pdf)。飯島町では、鉄道や高速バスなどの都市部から町までの基幹交通は整備されているものの、町内の観光的な周遊を促す「二次交通」の存在がほぼない。公共交通は日に4便の「いいちゃんバス」とバスの時間に合わせて、地域線として「予約制乗り合いワゴン車・タクシー」が運行されているが、観光向けというより市民の生活の足の色が強いようだ。今回の実証実験では、この二次交通部分にEVシェアリングの仕組みを導入し、バス停に設置、市内ローカルエリアへのアクセス向上を図る。駅やバス停など公共交通の停留所にEVを配置し、同町を訪れる観光客に利用してもらう想定だ。また二次交通の充実により、観光客の来訪意欲が高まるかを検証するため、町内の千人塚公園キャンプ場を目的地とした利用状況を検証するとしている。さらに町内を移動するための二次交通としてもEVを利用してもらい、地域周遊を促すことが出来るのかについても検証していく。飯島町では、現在町内の千人塚講演キャンプ場内にある施設をテレワークやサテライトオフィスとして利用できるよう整備を進めている。同町の令和2年度飯島町移住・観光パンフレット「iijima note」を拝見すると、千人塚公園(オートキャンプ、SUP、トレッキング、テントサウナなど)をはじめとして、依田切公園(BBQ、キャンプ、テニス、プール、信州の名水・秘水に選ばれた「越百の水」)など、観光・レジャー面、市内のカフェやスイーツ、農業体験、移住・定住のお試しなどが紹介されている。これらの情報がEVを利用する観光客の周遊を促進する仕掛けとなると思われる。このパンフレットを通しても「移動」が地域で生活する市民や町への来訪者に与える影響・恩恵の大きさや地域交通大切さが伝わってくる。実証実験が成功し、二次交通が持続可能と言える道筋が付くことを願いたい。

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