「栃木県ABCプロジェクト 自動運転バスに乗ろう@茂木町」に参加~埼玉工業大学は自動運転バスの車両提供と技術支援で協力~ 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

「栃木県ABCプロジェクト 自動運転バスに乗ろう@茂木町」に参加 ~埼玉工業大学は自動運転バスの車両提供と技術支援で協力~


自動運転開発のAuroraが外部専門家による安全評価の諮問委員会を設置


米ウェイモ、グーグルマップと連携 アプリから自動運転車を配車


自動運転「レベル4」が全国40カ所以上で導入へ、経産省・国交省が実証に乗り出す


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。


関連記事

    記事一覧へ 〉

    Impressions:6月7日 このところ「宇都宮ライトレール」(LRT)の車両公開や真岡市松山町にあるホンダの四輪車部品の生産拠点「パワートレインユニット製造部」の2025年閉鎖の発表などで何かと話題が多い栃木県。その栃木県には「栃木県ABCプロジェクト」という事業がある。ABCとは「Autonomous Bus Challenge Project」(自動運転バスチャレンジプロジェクト)の略である。6/6(日)~20(日)まで、真岡鐡道のSLや那珂川県立自然公園随一の景観と謳われる鎌倉山、ツインリンクもてぎで有名な茂木町において、埼玉工業大学の日野リエッセⅡを用いた実証実験が行われる。実験コースは道の駅もてぎ~茂木駅~ふみの森もてぎまでの約3.7km、自動運転バスは、自動運転区間と手動運転区間に分けて運行される。本プロジェクトでは、県内のバス路線において令和7年度に自動運転バスの本格運行を目指している。栃木県内での実証は中山間地域5ヶ所、観光地16ヶ所、市街地19ヶ所で行われる。茂木町はこのうちの中山間地域に含まれ、主に地域の少子高齢化(高齢化率が6割)に対応し、市内の各施設へのアクセス向上やマイカー依存度を低めたり、公共交通の空白や不便の改善、交通機関の維持、そして中心市街地の活性化(現状、空き店舗などが増加)や観光における交通の円滑化(ツインリンクもてぎや道の駅もてぎに町外からの観光客が多く来訪、イベント開催時などに交通渋滞が発生)を目的としているようだ。(参考資料:栃木県ABCプロジェクト全体計画(R2年度~R5年度)R3(2021)年3月25日 栃木県県土整備部交通政策課)。今回の実施体制の中には、実証実験に加わるケースも増えている大手建設コンサルタントである建設技術研究所の名前もみられ、同社は実証実験における計画立案や実験の実施、効果検証などの全体管理を担っている。また、アイサンテクノロジーは、自動運転実証実験の実施、高精度3次元地図の作成、損保ジャパンはリスクアセスメント(事故の予防)、ティアフォーは自動運転に関わる技術提供、フィールドオートは技術支援、埼玉工業大学は車両提供を行う。栃木県の福田富一(ふくだ とみかず)知事は、6/6(日)に道の駅もてぎで行われた、栃木県ABCプロジェクト「自動運転バスに乗ろう@茂木町」出発式に出席、栃木県の公式Twitterに「公共交通は農山村地域も都会も、運転手不足や公費負担増の課題を抱える。一方、自動運転技術は進歩。AI活用無人自動運転移動サービスはそれらの解決が可能。そこでR7年度運行実施に向け、本県初の実証実験(今後10箇所で)を茂木町で開始した。」とリツイートしている。栃木県及び沿線自治体が出資する真岡鐡道は、1912年の官設鉄道真岡軽便線の開業に始まる。1984年に国鉄再建法の施行により第2次特定地方交通線となり、1987年にJR東日本に承継、1988年に真岡鐡道に引き継がれた。栃木県を筆頭に真岡市、筑西市、益子町、市貝町(いちかいまち)、茂木町、「宇都宮ライトレール」の終点となる芳賀町などは、コンサルタント会社やMaaSを活用し、マイカーに過度に依存しない新たな経済圏の構築を模索してみては如何だろうか。