完全自律運転車の航続距離を伸ばす鍵は「光」だ 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

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    Impressions:6月8日 神戸製鋼所(KOBELCO)の第168期第3四半期の四半期報告書(2020年10月1日~2020年12月31日まで)の研究開発活動を見ると、[建設機械]において、ショベルでは日本マイクロソフトと共同でIoTや画像・音声認識技術、人工知能を活用した建機遠隔操作システムの開発を、またコベルコ建機の”K-DIVE CONCEPT”「働く人を中心とした建設現場のテレワークシステム」推進のため、北海道総合通信網(株)と建設機械(油圧ショベル)の遠隔操作に関する開発協定を結び、実証実験を行っていることが分かる。更に実際の稼働現場における遠隔操作検証を2020年11月より開始したとある。この検証には、産業振興(株)が参画している。”K-DIVE CONCEPT”推進のため、ライカジオシステムズ(株)とマシンガイダンスの遠隔操作技術の開発にも取り組んでいる。また、同月には(株)安藤・間(以下、安藤ハザマ)と油圧ショベルの自動運転推進に向けた実証を行った。コベルコは主に自動運転の油圧ショベルシステム開発を、安藤ハザマは現場へ適用するための施工と、安全に対する管理システム開発や現場運用ルール化を担当した。実験では自動運転に必要となる認知、判断、操作などの要素技術のうち、認知にAIを適用、物体認識、距離測定等を行い、その情報をもとに目標位置を自動調整、現場の状況変化に対応できる仕組みを構築、プレイバック中の自動運転状況は、作業者がリアルタイムにタブレット端末で確認することも出来るようだ。またバケット爪先の3次元軌跡をリアルタイムに計測し、将来的に自動運転の監視や、施工状況の管理に利用する目論見だ。同社はコベルコ建機とコベルコクレーンの経営統合によりショベルとクレーン2つの専門分野を有しており、そのラインナップには、重機ショベル・ミニショベル、環境リサイクル機械(ビル解体)や金属リサイクル、クローラークレーン(橋や風力・火力発電所を始めとした大型構造物の建設に用いる)、ホイールクレーンなどを持つ。話は変わるが、国土交通省関東地方整備局・関東運輸局には「従来型観光地での地域の魅力の再発見または創出と、それを活かした集客力回復とまちの再構築に関する調査報告書(平成17年3月)」との資料がある。関東周辺にある温泉などの観光・レジャースポットが、近年の高速交通網の発達により日帰り圏内化、また旅行ニーズが団体から個人や小規模グループ客を中心とする旅行スタイルの変化、観光地間の競合関係の広域化などの経済社会情勢に対応しきれず、客足が遠のいた結果、地域の空洞化を招き、施設老朽化と相まって、まちの活力が低下している「従来型観光地」が多く見られる。同省では鬼怒川、伊香保、石和の各温泉地をモデルとして、まちの魅力の再発見または、創出とその魅力を活かした集客力の回復やまちの再構築の方策について検討し、同様の課題を抱える大都市圏の従来型観光地の活性化につなげていく」(概略)とある。まちの再構築には、老朽化した施設や経営が立ち行かなくなり管理が行き届かなくなった施設等の撤去が必要だが、これには莫大なコストが必要とされる。自動運転車両やシステムの開発には、安全性など様々な検証や課題抽出、パターン抽出に膨大な距離の走行試験が必要だ。建設機械メーカーは、自動運転関係の実証実験に撤去が必要な地域を利用し、実践的なデータ収集をすることが出来、自治体も「従来型観光地」活性化への目処が立つ。国交省には、建設機械メーカーとこうした課題を抱える自治体の「縁結び」も期待できればと考える。