日本初、複数都市の自動運転バスを1か所で遠隔操縦 東急が実験 車両は「タジマ」 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

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    Impressions:8月6日 静岡で東急株式会社が始動した。前回は伊豆半島から県西の静岡空港までを範囲とするMaaSの実証実験を行い、貴重な成果をレポートした。コロナ下での実証ゆえ、コロナ前の健常な旅行環境での数値的とは隔たりがあった筈だ。今回は静岡県の自動走行実証事業「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」を受託している。東急の静岡への熱意が感じられる。同事業は静岡県内の各地域が直面する地域交通の運転手の人手不足や過疎地域などの高齢者移動支援を念頭に地域の交通事業者が新たなモビリティサービスを展開、社会実装することを目的としている。これまで東急は静岡県内で観光列車・観光型MaaSなどの事業を通じ、地域の活性化や防災力強化に向け、2019年より県と各種連携協定を結び、課題解決に取組んできた。2020年に伊豆高原駅付近に複数台の自動運転車を監視・操縦する「遠隔コントロールセンター」を設置、運行車両の遠隔監視や、遠隔操縦技術を検証したが、この取り組みの内容が静岡県から将来の社会実装時に向けて、最も親和性が高いと評価され、今回の受託に至ったそうだ。今回は県内の賀茂郡松崎町(過疎地)、伊東市、沼津市(都市部)、掛川市で複数都市の車両の遠隔監視、遠隔操縦を行う。目新しいのは夜間の時間帯の自動運転、遠隔監視・操縦を項目に加えていることだ。実証には、名古屋大学、ソリトンシステムズも参画する。松崎では、遠隔監視・操縦オペレーションを検証、伊東市では車両を2台に増やし、狭隘道路での自動運転車両の運行(AI監視カメラと仮設信号機を設置、自動運転車両通過時には対向車側を赤信号にする)なども検証される。沼津と掛川は、複数都市・複数台での遠隔監視・操縦とともに信号との連携(信号情報非対応の交差点では、センター方でシステムを用いて円滑な加減速を行う技術を実証)、夜間時間帯の遠隔監視・操縦が試される(掛川市は協議中)。一般車両との安全な運行を実現するため、自動運転車両の後方に案内モニターを設置、一般車両との協調が可能かを検証する(関係者と協議中)。また、自動運転車両の車内には案内システムを設け、行先や次のバス停の案内、観光情報の放送など運転手が乗車しない際の、乗客への案内の充実を図る。遠隔コントロールセンターは伊東市に設置される。車両はタジマモーターコーポレーションの車両を用い、地域の交通事業者が遠隔監視・操縦、車両の保安要員を請負う。MaaS関連事業者は年を追うごとに実証実験の内容が、より実践の場を想定した作り込みを迫られるようになる。今回の内容を見てもそのような雰囲気がひしひしと伝わってくる。今後行われる、各実証実験の技術的な区分や情報共有、調べやすい・分かりやすい共有を望みたい。