ゼンリン、MaaSで日立と協業 長崎で観光支援 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

あいおいニッセイ系、自動運転車データを量子機械学習


Apple、自動運転車のテスト走行をさらに加速か〜車両数増加もドライバーの数は半分に


なぜ、トヨタは米リフト自動運転部門を買収したのか?


ゼンリン、MaaSで日立と協業 長崎で観光支援


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。


関連記事

    Impressions:5月21日 長崎市で観光型MaaSの実証が進む。実証は、3/23から株式会社ゼンリンにより行われ(協力:長崎県、長崎市)、長崎の歴史や文化など観光情報と公共交通サービスを、スマホアプリを介して観光客や市民に提供する目論見だ。本実証実験では、市内の観光スポットである「グラバー園」や「出島」、「平和公園」など観光エリア間の移動を喚起するため、ストーリー型コンテンツと公共交通サービス・民間サービスを連携、人の行動を地域の活性化に繋ぐ。ゼンリンは、ストーリー型観光情報を収集・管理し、滞在型観光ルートとして提供することで、地域のMaaS事業を支援、長崎モデルの全国展開を狙う。この実証に5/20から、日立製作所が加わり、両社でサービス基盤の開発に取り組む(ゼンリンの地図情報・日立の「デジタルチケッティング」+「決済機能」を組み合わせたアプリも開発)。観光経済は、地域経済の持続可能性を向上させる重要な施策だ。長崎市にとっては、本実証実験によって観光の課題を可視化し、改善や解決を図ることで、魅力的な地域独自のコンテンツを導き出したいところだ。今後は観光ツアーへの参加状況、観光施設の利用状況、商業施設での購買状況等をデータベースとして蓄え、ゼンリンの地図情報基盤「Mobility based Network」と、日立の「Lumadaソリューション」を組合せ、利用者の動向を可視化し、観光客の移動や購買などの状況に応じたオススメ情報などをデジタルマップ上で提供したり、クレジットカード以外の決済手段にも対応する予定だ。今回の開発が進めば、日立製作所の異なる権利情報をブロックチェーンで統合管理する「権利流通基盤」を活用したデジタルチケッティングにより、共通利用者IDを介した、鉄道やレンタカー、ツアー予約などのサービスが一元的に利用できるようになる。また「IoT決済プラットフォームサービス」を活用することで、決済手段はオープンAPIで公開され、クレジット、デビット、プリペイドなどのキャッシュレス決済にも対応する。長崎市の主な交通機関はJR、長崎電気軌道(路面電車)、長崎空港からのリムジン、長崎県交通局(バス)、長崎自動車(バス)、市内を巡る長崎市コミュニティバス、斜面移送システム、長崎ロープウェイ、乗合タクシー(5社)、それに長崎汽船や九州商船、五島産業汽船、苓北観光汽船、西海沿岸商船など。長崎空港へは日本航空やANA、オリエンタルエアブリッジ、スカイマーク、ソラシドエア、ジェットスター・ジャパン、Peach Aviation、中国東方航空、香港エクスプレス航空、大韓航空、ジンエアー、エアソウルなどが乗り入れる。アプリ完成後は各社アプリやホームページ、今年開港から450周年を迎える長崎港のホームページ(https://nagasakiport450th.jp)からのリンク、そして「傾斜市街地」と言われるほど起伏のある市内を登坂可能なビークル(電動アシスト付きのシェアサイクルや電動キックボード)で移動できるような選択肢も期待したい。