ウーブン・アルファ、三菱ふそうと自動地図生成プラットフォームの先進運転支援技術への活用に向けた共同研究を開始 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

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ウーブン・アルファ、三菱ふそうと自動地図生成プラットフォームの先進運転支援技術への活用に向けた共同研究を開始


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自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。


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    Impressions:6月25日 トヨタ自動車の子会社であるウーブン・プラネットHDのグループ会社、ウーブン・アルファと三菱ふそうトラック・バス(株)は、従来のカーナビゲーション用の地図情報から、ウーブン・アルファ社が開発する自動地図生成プラットフォーム「AMP(Automated Mapping Platform)」を用いた共同研究を始める。手始めに三菱ふそうトラック・バスが開発するカーブ進入時速度超過警報装置にAMPを実装する。カーナビ用の地図情報の精度はメートル単位となり、自動運転車両には不向きであり、高精度な地図情報の生成や更新には専用の計測車両が必要とされ、コストがかさむ。共同研究では、道路車線や信号、標識などの変更情報を、道路を通行する「一般車両」や衛星・航空写真のデータを用いることで情報計測のコストダウンを図り、更新頻度や計測範囲を向上させ、商用車の事故防止に貢献する。ウーブン・アルファ社は、トヨタ自動車といすゞ自動車(トラック業界グローバルマーケットシェア5位)、日野自動車(同6位)と商用事業で協業を決め、Commercial Japan Partnership Technologiesを設立している。AMPの強みでもあり課題でもある「データ収集」の計測パートナー群に、三菱ふそうトラック・バスが加わり、ここにUDトラックスが加わる日もそう遠くはないものと思われる。また三菱ふそうバス・トラック(国内販売シェア3位)は、ドイツの大手自動車メーカーダイムラー(トラック業界グローバルマーケットシェア2位)の連結子会社でもある。その先はトラック業界グローバルマーケットにおいて、1位の東風汽車集団(Dongfeng Motor Corporation)や3位のタタ、4位の中国重型汽車(CNHTC, Sinotruk Group)などとの連携を図るのか、中国国内の地図情報サービスである、百度地図、アリババ傘下の高徳地図、北京四維図新科技、易図通科技「滴滴出行」の地図サービス「滴滴地図」など地図情報サービスとの連携も想定される。世界が互いに自動運転の恩恵を受けるためは、各国が「高精度地図」の技術的要求にいかに柔軟に対応するか、また現行の自動運転システムにおいて恒久的な更新を要求される「高精度地図情報」を、自由に流通させる市場を構築できるかが鍵となる。国交省は2020年5月の自動走行ビジネス検討会「自動走行の実現に向けた取組報告と方針」報告書概要Version4.0において「高精度三次元地図について、高速道路については全線での整備が完了しており、その活用や更新技術の開発を促進する。また、一般道についてはニーズに応じて優先順位を付けて整備を推進する」「国連WP29において、我が国は自動運転に係る基準等について検討を行う各分科会等の共同議長等として議論を主導しているところ。引き続き我が国が議論を主導して、高速道路でのレベル3自動車線維持機能や自動運転車の認証手法に関する国際基準の策定に向けた検討を進める」としている。