東京メトロ、銀座線・丸ノ内線の号車ごとのリアルタイム混雑状況を配信 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

東京メトロ、銀座線・丸ノ内線の号車ごとのリアルタイム混雑状況を配信


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自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。


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    Impressions:7月16日 東京地下鉄(東京メトロ)のMaaSアプリ「東京メトロmy!アプリ」が、この7/13にアップデートされた。Googleストアにおけるインストール数は現在500,000+、レビューは3.6だ。新たな機能として列車の走行位置画面で、号車ごとの混雑状況をリアルタイムで表示出来るようになった(*銀座線、丸ノ内線のみ)。また、相互乗り入れする他社線内での到着時刻が表示される。また駅構内図を「アプリ内」で表示できるようになった。また先頃より利用可能となった個室型ワークスペース「CocoDesk」の予約サイトへのリンクが追加された。今回の目玉である号車ごと(列車ごとではなく、車両ごと)の混雑状況表示を可能にしたのは、駅ホームの天井に設置されたデプスカメラ(奥行きの情報を取得する深度センサーを内蔵したカメラ)とAIの組み合わせだ。デプスカメラで撮影した列車側面の画像(社内の混雑状況)は、クラウド上のAIで分析され、列車の発車後数秒で、車内の混雑状況をアプリ上に表示させることが出来る。ちなみに混雑状況は4段階で表示され「座席に座れる程度」「ゆったり立てる程度」「肩が触れ合う程度」「かなり混み合っています」で、混雑度合いが分かる仕組みだ。この列車混雑計測システムを開発したのは、東京メトロと上野グリーンソリューションズだ。上野グループは1869年(明治2年)に上野金次郎が横浜で創業した廻船問屋「丸井屋」に端を発する、石油製品、ケミカル製品の輸送・貯蔵・販売、ソーラー事業、海洋環境を事業領域とする。上野グリーンソリューションズは、石油製品の海上・陸上輸送事業の上野グループの中で太陽光発電事業や総合建築事業、防水・塗装工事、保守管理業務(駅設備等)などを守備範囲とする会社だ。本システムは、上野グループが新たな事業として、設備や検査時の撮影にドローンの活用を検討しており、画像鮮明化や物体認証、赤外線カメラによる画像解析を行うことで高精度化を目指す中、地下鉄の列車の混雑推測にホームから列車を撮影し、これらの解析技術が転用できないか?との話が持ち上がり、開発が始まったそうだ。また、このシステム開発にはエスキューブライフ株式会社、株式会社サイバーコアの両社も協力しているという。「東京メトロmy!アプリ」には、この他「駅構内ナビゲーション」、経路検索時に「混雑を避けるルート提案」、「シェアサイクルで気分転換!ルート提案」、「雨に濡れないルート検索」、「あるく保険」*アプリとのアプリ連携なども追加されており、MaaSアプリとしてサービスの充実度が向上してきている。検索できる路線(首都圏の私鉄や都営交通)やコミュニティバスや空港連絡バス、タクシー(GO/S.RIDE)、シェアサイクルまでもカバーするDBの多さや「ノー密」関係の感染防御度の高さも好評価の一因となっているものと思われる。*「あるく保険」は、東京海上日動あんしん生命保険株式会社が提供する健康増進型保険向けアプリ。「ひと駅歩く検索」でNTTドコモのヘルスケアアプリ「dヘルスケア」と連携している。