埼玉工業大学の自動運転バス、年間走行距離約2,970kmを達成東京・大阪間3往復相当 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

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    Impressions:6月2日 埼玉工業大学の自動運転バスが話題となっている。2020年度の自動運転バスの研究開発における走行距離が2,970kmを超えた。昨年度計652kmの凡そ4.55倍を走行したことになる。米Cruiseが2019年12月~2020年11月までカリフォルニア州で行った走行試験は123万kmだから、その0.24%に当たる距離だ。走行の内訳を見ると、大学キャンパス内(41.3km)、深谷市内(大学周辺の公道/784.3km)、羽田空港地域(SIP自動運転/1008.5km)、塩尻市内(「塩尻型次世代モビリティサービス実証プロジェクト」/234.8km)、深谷市内(路線バス「渋沢栄一 論語の里 循環バス」/900.7km)である。埼玉工業大学の発表の中で走行距離の多い、羽田空港周辺で行われた内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」の参加機関として、リエッセⅡを投入、2020年度2回目の実証実験を10/21~計9日間行っている。実験の内容は、ITS無線路側機を活用した公共車両優先システム(PTPS)および信号情報提供、バス専用レーンなどのインフラ協調機能の有効性の検証であった。この実験への参加は、自動運転関連のスタートアップや国立大、サプライヤ、完成車メーカー、損保など計28機関にのぼる。*同大学は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)(第1期)2017年10月~にも参加しており、私立大学としては唯一2期連続参加を果たしている。第1期では、埼工大のプリウス「SAIKOカー」を投入、静的高精度3D地図データの仕様・精度の検証、データの生成・更新・配信システムの検証、インフラ等により提供される動的情報の車載機器上での紐付け検証の実証に参加している。また「塩尻MaaS」においては、(株)ティアフォー、KDDI等の事業者と連携し、Autowareと事前に作成した高精度3次元地図をベースにした自己位置推定、障害物認識等の機能を実装した車両を走行させている。「渋沢栄一 論語の里 循環バス」では日野レインボーⅡを使用、路線バスとして営業運行させるため緑ナンバーを取得した。Autoware(AutowareをベースにしたAIソフト)を利用し、AIに拠る障害物検知(識別・分類)機能を強化、複数のLiDARやカメラの画像情報をディープラーニングにより、周囲環境をAIで認識させ、障害物の回避をさせることも可能。同大学がこれまで様々な実証実証に参画して得た経験やノウハウを集大成した取り組みだ。同大学の自動運転バスは「Autoware」をベースに独自開発した「SAIKOカーWare」により、AIを採用、自動運転レベル3を目指して開発されたものだ。一般公道を法定速度で走行できる。システムによる自動運転とドライバーによる運転を即時にスムーズに切替え、交通状況に応じて安全に走行出来る。運行は付加や観光バスが担う。ちなみにこの街には文久三年から(創業158年)銘酒「菊泉」を醸造する酒蔵、滝澤酒造株式会社がある。「菊泉 大吟醸」はインターナショナルワインチャレンジ(IWC:ロンドンで開催される世界最大規模のワインコンペ、2007年に「SAKE」部門設立)で2013年、2014年、2017年にゴールドメダル賞を受賞している。*同社の「蔵見学」はコロナウイルス感染症蔓延防止のため、当面の間休止の措置が取られているが「渋沢栄一 論語の里 循環バス」のコース上にある「道の駅 おかべ」でも地元酒蔵の地酒として販売されている。*『画像提供 深谷市』、『©深谷市』。