MaaS普及啓発カンファレンス(第1回)を開催します~ 生活MaaSは、どうやったらビジネス化できるのか? ~ 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

島根の山里 発進!! 自動運転 飯南町で定期運行 中四国初 商店街・役場経由、高齢者らの「足」に


コロナ禍、車関連の上昇率 CASE対応銘柄 上位に 日本株番付


MaaS普及啓発カンファレンス(第1回)を開催します ~ 生活MaaSは、どうやったらビジネス化できるのか? ~


東北エリア観光活性化に向けた取り組みについて ~「TOHOKU MaaS」の継続と「Tabi-CONNECT」の提供開始 ~


オリパラ選手村での自動運転バス事故は自動運転の未来を閉ざしたのか開いたのか


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。

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Impressions:10月7日 日本全国の中山間部や過疎地における住民の移動手段として、自治体が運行するオンデマンド交通が活躍する。人口減少やドライバーの高齢化による引継ぎ、公共交通の維持費問題を抱える自治体は少なくない。広域をカバーしていた赤字ローカル線時代から、自治体補助により地域カバーする筈であった公共交通事業者の経営も乗客の減少に歯止めが利かず、自治体が公共交通事業者やNPOに運行を委託するオンデマンド交通が住民の日常移動を支える状況がある。公共交通を取り巻く社会情勢は厳しさを増し、自治体や地域も移動に関する知恵を絞るが、根底にある課題は、いつの時代も維持費の捻出であろう。この問題について、経済産業省北海道経済産業局が、10/13(水)15:00-16:00にオンライン配信(参加無料)で主催する「MaaS普及啓発カンファレンス(第1回)を開催します~ 生活MaaSは、どうやったらビジネス化できるのか? ~」は興味深いタイトルだ。自治体や交通事業者、MaaS関連事業者等を対象に、地域の交通課題解決を目指す新たなモビリティサービスであるMaaSについて、道内における一層の普及啓発と導入促進を図るためのカンファレンスを全2回オンラインで開催する。続く第2回目のカンファレンスは、「生活MaaSと観光MaaSの両立 赤井川村の課題(ビジョン)解決に向けての議論」(12月開催予定)。第1回目のパネラーには、同じく道内の南幌町(なんぽろちょう)役場のまちづくり課企画情報グループが参加する。南幌町では一足早く、これまでダイヤ型だった交通空白地域の交通手段を、運行ダイヤ・停留所を定めないドア・ツー・ドア型の交通体系(オンデマンド交通)「あいるーと(AI-route)」がスタートしている。(https://www.town.nanporo.hokkaido.jp/transport/)AIによるリアルタイムな便乗配車計算を行う「SAVS」(株式会社未来シェア)、WAONカードでの運賃支払いが可能な非接触決済「バスWAON」(イオン北海道株式会社、モバイルクリエイト株式会社)を導入している。予約は電話でも、Webサイトからも可能だ。一方、赤井川村は地域課題として、乗務員不足や少子化を背景として、村内唯一のバス路線が来年3月末に廃止される見込みで、まさに待ったなしの状況にある。通学・買い物・通院に欠かすことのできない公共交通の新たな体制確保が急務だ。同村では、この10/1から地域公共交通の実証運行が始まったばかりだ(https://www.akaigawa.com/info/ver2_210827_実証運行周知用.pdf)。赤井川村は人口 1,101人、602世帯。南幌町は人口 7,464人、3,451世帯の自治体だ。美しいカルデラの村、赤井川村には観光資産としてキロロリゾート、同スノーワールドが在り、南幌町は著名と言える観光スポットは少ないものの南幌温泉などがあり、なんぽろ冬まつり、芸能発表会、花市、朝市、商工会ふれあいまつり、なんぽろ夜まつり、南幌神社秋祭り、たくみ祭り、キャベッジマラソン、ボランティアフェスタなんぽろ、町民総合文化展などの体験型コンテンツに注力している印象を受ける。また札幌や江別、北広島などへの通勤者も多い。両者は地勢から言えば中山間部(赤井川村)と平野部(南幌町)であり、過疎地であり(赤井川村)、且つて過疎を経験した自治体(南幌町は長く過疎指定を受けていたが、1990年代から札幌市のベッドタウン化が進み、人口が急増した経緯を持つ)であるため、成り立ちそのものは異なる。単純に比較はできない。しかし、MaaS導入過程と導入後の関係にあることは確かなようだ。導入時の初期投資や導入後の運用に関わるランニングコスト、そして運賃以外、補助金や助成金の活用、「生活MaaSは、どうやったらビジネス化できるのか?」とのお題に力点が置かれ、サービス開始後の収益の道筋をどのように設計したのかなどに言及があれば、道内だけでなく、全国の自治体にとっても興味深いカンファレンスになるに違いない。