防犯カメラ・監視カメラフォレンジックサービス

防犯カメラ・監視カメラフォレンジックサービスでは、防犯カメラや監視カメラに記録されたデータを、最先端の動画解析力を用いて調査します。解析結果(調査報告書)は、訴訟の際に裁判所に証拠文書(甲号証ないし乙号証)として提出することができます。
カメラのモデルや設定により効果は異なりますが、対象物がぼやけている場合でも、焦点の大きさを調節して判別できるレベルまで補正します。夜に撮影されて黒つぶれしている自動車のナンバープレートを、専用の画像フォレンジックツールを用いて鮮明化できる場合もあります。

防犯カメラと監視カメラの違い

防犯カメラは、その名が示す通り防犯を目的としたものです。カメラの存在を気づかせることが犯罪の防止につながるため、多くは目立つ場所に設置されています。なかには、人が前を通るとライトが点灯する人感センサーライトつきのタイプや、カメラとしての機能を備えていないダミータイプも見られます。
一方の監視カメラは、防犯カメラとは異なり、カメラの存在が目立たない場所に設置されています。映像を撮影することが主な目的であり、リアルタイムで映像を確認できるほか、撮影された映像は録画されていることがほとんどです。犯罪者の特定だけでなく、自然災害などを記録する際にも用いられます。

監視カメラに写ったぼやけた顔などを鮮明な映像に復元

フォーカス補正

焦点がぼやけた映像を調整して明確な画像に復元します。

防犯カメラの犯人の顔が不鮮明な時など、元の画像の焦点の大きさを調節していくことで、判別できるレベルに補正していくフォレンジック機能です。
夜などに撮影された自動車のナンバープレートの解析にも有効な技術です。

[適用例] 焦点がぼやけて撮影された映像
  • 走行中の車両、人、物など
  • 人の顔
  • 物体
  • 標識
  • 車のナンバープレート

焦点の大きさを調節して、元の画像から復元

豊富な解析メニュー

画像の調整や、フィルター効果、補正機能など、さまざまな画像解析フォレンジックの技術を駆使し、証拠となる画像データを解析します。

調整

調整 メニュー
回転
設定角度に応じた傾き/回り込みを補正
明るさ・コントラスト
全体の明るさとコントラスト量を調整
レベル
RGB各チャンネルの入出力を調整し階調最適化
カーブ
トーンカーブ操作で中間調/ハイライト制御
色合い・明暗
色相/明度/彩度バランスの調整
カラーバランス
色の偏りを補正し自然な発色へ
チャンネルミキサー
特定要素の強調/抑制

フィルター

フィルター メニュー
輪郭強調
輪郭を鮮明にしディテールを強調
鮮明度調整
ぼやけ抑制で解像感を向上
ブロック除去
圧縮由来のブロックノイズを軽減
インターレース補正
走査線のギザつきを低減
ヒストグラム処理
露出の偏りを是正

補正

補正 メニュー
フォーカス補正
焦点ズレを解析・補正して視認性向上
モーション補正
動体ブレ推定と補正
露出補正
暗部/白飛びを補正して情報を復元
ナンバープレート角度補正
読み取りやすい角度へ補正
レンズの歪み補正
樽型/糸巻き歪みの補正

防犯カメラと監視カメラフォレンジック事例

  • 撮影した映像の解析による、犯罪や問題行動の特定

    ①ゴミを不法投棄した自動車のナンバーを鮮明化し、特定に成功。正式な証拠として警察に受理された。
    ②倉庫から機材を持ち出した人物が、自動車で逃走。そのナンバーを鮮明化した。
    ③当て逃げで、自動車に傷をつけた加害者のナンバーを鮮明化した。

防犯カメラと監視カメラフォレンジックの流れ

1. ご相談

ご相談に際して下記内容について確認させて頂きます。これらの情報を基にお見積りや調査スケジュール、注意事項についてご説明いたします。

  • メーカー、モデル
  • 媒体の状態(映像がぼやけている、不鮮明で見えにくい)
  • 調査項目(人物、車のナンバープレート、物体)
2. ご送付

お見積り内容にご同意頂きましたら、対象媒体を弊社までお送りください。記録媒体(HDD・SDカード)のみの送付でも調査可能です。カメラの取り外しが必要な場合は、販売店へご依頼ください。

3. 保全

防犯カメラ/監視カメラが弊社に到着いたしましたら、防犯カメラ/監視カメラを解体し記憶媒体(HDD等)を取出します。中のデータの証拠性を損なわないために、記憶媒体に記録されている全てのデータを保全(物理コピー)します。この際、記録媒体にセキュリティ(パスワードロック)がかかっている場合には弊社にて解除させて頂きます。

4. 調査

保全したデータを基に調査項目の解析を行います。AOSのフォレンジックサービスは記録媒体から削除されたデータも含めて解析を行います。

5. 調査報告

調査結果をまとめたものを調査報告書としてお客様に提出します。

防犯カメラ・監視カメラの解析に関する注意点

  1. フレームレート

    フレームレート(fps)値が高いほうが、マルチフレーム超解像技術を用いて鮮明化できる可能性は高くなります。対象物の動きや大きさにもよりますが、マルチフレーム超解像の効果を発揮するためには、10~30fps程度の設定が理想です。
    多くのモデルは、レコーダー側でフレームレートの設定を変更できます。ただし、fps値を上げると記録されるサイズが大きくなり、そのぶん容量を必要とするため、通常は5fps程度での設定が多いと考えられます。

  2. 圧縮率

    圧縮率が低ければ、暗闇などで黒つぶれしている画像でも、コントラスト補正によって対象物が浮かび上がる可能性があります。ときには、人の目で判別できない情報まで記録されていることも少なくありません。
    一方で、圧縮率が高い場合は、画像としての情報が省かれるため、目視で確認できる以上の情報が記録できていないケースが多く見られます。特に激しく圧縮され、ブロックノイズのような乱れが発生する画像は、多くの場合において補正が不可能です。

  3. 解像度

    解像度が高いほうが、鮮明化できる可能性は高くなります。また、ブレやピンぼけによって劣化した画像でも、画像情報から鮮明化できることがあります。
    ただし、対象物がカメラからかなり離れた位置にある場合は、情報量が少なくなるため鮮明化は困難です。逆に、解像度が低くても対象物がカメラに近ければ、鮮明化できる可能性は高くなります。

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