【オンライン公開】《不正の実例と実効的な不正防止・リスク対策》オンラインセミナー

企業は、法令遵守違反、品質体制の不備、情報漏えい、労働訴訟、談合など様々なリスクに日頃から直面しています。また、コロナウイルス感染拡大に伴いテレワークが普及し、働き方が変化したことで、今後は新たなリスク対策も必要になると考えられています。

リスクの顕在化が、企業に与えるダメージは計り知れず、企業では日頃から適切なリスク対策が求められています。そこで有効となるのが、問題の発生を未然に防ぐためのメールやチャットの定期的な監査です。また、万が一問題が発生した際には、不正の痕跡を早期に発見することが求められます。そんな中注目されているのがデジタルフォレンジックです。現代社会において、多くの証拠が記録されているメールやチャット、文書ファイルなどのデジタルデータを調査することで、不正の痕跡を復元し、証拠となるデータを検出することができるようになります。

本セミナーでは、企業自らが自力でフォレンジック調査を行うことを支援する「AOS フォレンジクスルーム」をご紹介。実際に「品質偽装」が起こった場合を想定し、不正調査で最も重要な初動となる、社内調査方法をデモ実演いたします。

西村あさひ法律事務所 沼田 知之パートナー弁護士からは、組織体制や社内規程の整備など、不正防止や早期発見の仕組みがあるにもかかわらず、起こってしまった数多くの不祥事を通して考えるべき、実効的な不正防止対策のあり方についてご紹介いただきます。

※講演① 「実例と科学的知見に基づく“実効的”な不正防止－ withコロナ時代を見据えた取組み」
講師：沼田 知之氏　西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士

ここ数年に亘り、自動車・素材・部品等多数のメーカーにおいて品質不正問題が明らかになりました。近時も、不適切な営業活動、粉飾決算、業法違反等、多数の不祥事が報じられていますが、品質管理や従業員に対する研修の実施、内部監査や内部通報制度など、不正防止や早期発見の仕組みがあるにもかかわらず、長期間に亘り不正が継続した結果、重大事案となっている例が多くみられます。真に実効的な不正防止対策はどうあるべきか、そしてwithコロナ時代にどのような取組みが必要となるのか、企業不祥事に最前線でかかわる弁護士が実例を踏まえて解説します。

※講演② 「AOS Forensics ルーム リスク対策　実演デモ」
講師：佐々木 隆仁AOSグループ代表

リスク対策にも有効な、企業自らが自力でフォレンジック調査を行うことを支援する「AOS フォレンジクスルーム」をご紹介。また、「品質偽装」が起こった場合を想定し、実際の機器を使って社内調査方法をデモ実演いたします。

講師プロフィール

西村あさひ法律事務所　沼田 知之（ぬまた ともゆき）パートナー弁護士

独禁法違反、外国公務員贈賄、製造業の品質問題、不正会計、情報漏洩等の危機管理事案における、事実調査、当局対応、マスコミ・投資家・消費者対応、再発防止策の立案等を含む戦略的な危機管理対応を専門とする。競争法管理体制、贈収賄防止体制、従業員のメールモニタリング、反社会的勢力対応等、法令遵守の仕組み作りへの助言も多く手掛けており、特に機械学習・データアナリティクス等の高度テクノロジーを活用した体制整備に通じている。

AOSグループ代表 佐々木 隆仁（ささき たかまさ）

1989年早稲田大学理工学部卒業。大手PCメーカー入社、OS開発に従事、1995年にAOSテクノロジーズ社を設立、代表取締役就任。2012年にリーガルテック社を設立、代表取締役就任。2018年に日本初のAPI取引所となるAPI bankを設立。2019年にJAPAN MADE事務局を設立、代表取締役就任。2015年に第10回ニッポン新事業創出大賞で経済産業大臣賞受賞。著書に『APIエコノミー』（日経BP）、『レグテック』（日経BP）、『リーガルテック』（アスコム）などがある。